一戸建て住宅のリフォーム可能な間取り変更の範囲とは?構造や工法を解説

一戸建て住宅のリフォーム可能な間取り変更の範囲とは?構造や工法を解説
一戸建て住宅の間取り変更のリフォーム可能な範囲について解説しています。木造軸組工法や2x4工法、パネル(プレハブ)工法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など構造・工法の違いについて紹介。建ぺい率や容積率、出窓の考え方などについても解説しています。
より暮らしやすい間取りを手に入れるために、いつかは住まいをリフォームしたい。
そんな計画を持っている人も多いでしょう。

中古の一戸建て住宅を購入し、リフォームするケースも珍しくありません。

では、自分の家だからどんな間取り変更もできるのかというと、そうではありません。
家の構造や工法によっては、出来ることと出来ないことがあります。

マンションの場合はこちら▼
参考記事:専有部分と共用部分?マンションのリフォームで"出来ないコト"とは

一戸建て住宅は構造や工法によってリフォームの自由度がかわる


戸建て住宅で多い構造は木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造です。
木造には軸組工法(在来工法)、2x4工法、パネル工法などがあり、この中で比較的自由に間取りの変更が出来るのは柱や梁で構造を支える軸組工法です。
2x4工法やパネル工法は壁で構造を支えているので、これを取り除くことは基本的に出来ません。

したがって、2部屋を繋げたいときなどに制約が出る場合があります。

鉄骨造、鉄筋コンクリート造は間取り変更が比較的容易です。
ただし、壁式構造の鉄筋コンクリート造は壊せない壁があり、その分間取り変更に制限が出ます。

以下の表を参考にしてみて下さい。


戸建ての構造・工法と間取り変更の範囲


木造 軸組工法


特徴
柱や梁を組み合わせて骨組みを造り、床、壁、屋根を取り付ける工法。

間取り変更の範囲
耐力壁以外の壁は壊せるので大掛かりな間取り変更なども比較的自由にできる。

木造 2x4工法


特徴
2インチ x 4インチの枠組部材と構造用パネルを組み合わせて床、壁、天井を造る工法。

間取り変更の範囲
壁で支える構造なので移動や撤去ができない壁が多く、間取り変更にはやや制約がある。

木造 パネル工法(木造プレハブ工法)


特徴
壁、床、屋根などのパネル状の部材を工場で生産し、現場で組み立てる工法。

間取り変更の範囲
2x4工法と同様に移動や撤去できない壁が多く、間取り変更にはやや制約がある。

鉄骨造


特徴
骨組みに鉄骨を使用した構造で、軽量鉄骨造と重量鉄骨造がある。
住宅は軽量鉄骨造がほとんど。

間取り変更の範囲
構造上の柱や梁以外は取り除けるので、大掛かりな間取り変更も比較的自由にできる。

鉄筋コンクリート造


特徴
鉄筋で柱、梁、壁、床などを組み、コンクリートを流し込む工法。
ラーメン構造と壁式構造がある。

間取り変更の範囲
ラーメン構造は柱と梁で支える構造で、間取り変更は比較的自由にできる。
壁式構造は撤去できない壁があり、間取り変更にやや制約がある。


増築は建ぺい率、容積率の範囲内で


敷地いっぱいに増築してリビングやキッチンを広くしたい、平屋を2階建てにして部屋数を増やしたいなど、戸建ての場合は増築によってよりよい住まい、間取りを手に入れることが出来ます。

ただし、建ぺい率と容積率を超えて工事することは出来ません。
リフォームで増築する場合は、この範囲内であるかどうかのチェックが必要です。

建ぺい率は敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合。
例えば、建ぺい率50%なら、敷地面積の50%まで建てることが出来ます。

容積率は敷地面積に対する延べ床面積の割合。
どちらも用途地域ごとに建築基準法で定められています。

出窓は延べ床面積に含まれない


部屋にちょっとしたゆとりを作れるのが出窓です。
狭いキッチンやバスルームでは、物を置く場所が増えるので便利さも倍増します。

張り出す部分が外壁よりも50cm未満、床面から30cm以上高い位置にするなど、一定の基準を満たせば床面積に含まれません。

窓のない壁に新たに窓や出窓を設ける場合は、柱や筋交いに影響の無い位置やサイズにすることが大切です。
場合によっては補強工事などが必要になります。

また、既存の窓を取り替えるだけでも、外壁の工事が必要になることもあります。

リフォームするなら必ず相見積もりを取ること!

世の中にリフォーム業者はたくさん存在します。
ハウスメーカーや住宅設備メーカー、リフォーム専門業者、最近では家電量販店や家具屋さんもリフォーム工事を請け負っていたりします。

さて、どこに依頼するのがよいのでしょうか?

リフォーム業者って結局どこを選べばいいの?


これについては、一概に「ここがベストです!」と言い切ることはできません。

何故かというと、リフォームは工事の種類(キッチン、風呂、壁紙、外壁など)や予算、重視したいポイントが施主によって大きく異なってくるからです。
「どこを工事したいのか?」「何を重視したいのか?」「予算はどれくらいか?」といった点を踏まえなければ、”あなた”にとって最も最適なリフォーム業者を絞ることは出来ません。

また、同時にリフォーム業者を1社に絞りきる前に、必ず相見積もりを取った方が良いです。
リフォームは一般的に数百万円~数千万円もの費用がかかりますから、相見積もりを取るだけで少なくとも数十万円は値下げできます。

つまり、「我が家にぴったりな業者の候補を上げ、各社から相見積もりを取る」というのがリフォーム検討時の王道となります。

その際、便利なのがリフォームの一括見積サイトです。
大手だと「タウンライフ」などが有名ですね。

業者にも水回りが得意だったり、インテリアコーディネートの提案が得意だったりと、得手不得手があります。
しかし、それは素人から見ても中々分かりません。

なので、やはり業界に詳しい専門家に一度相談し、適切なリフォーム業者数社に絞ってから相見積もりを取る、というのが賢い流れです。
また、相見積もりを取ることによって、工事費用を抑える交渉もしやすくなります。
私個人の経験からも、数百万円単位で下がることもあるので、是非おすすめします。

知り合いの紹介はNG!!

一番やってはいけないのが、知り合いに紹介してもらった業者に依頼することです。

どこがいいか分からないから、少しでも信頼できるところに頼みたいんだけど。。。


その気持ちは痛いほどよく分かるのですが、知り合いに紹介してもらうと、逆に断りにくくなってしまうんです。

本来はもっと安く出来るところが、知り合いの顔を潰さないためにもそのままズルズルと依頼せざるを得ない空気になってしまうパターンです。
私が初めてリフォームをした際は、この失敗をしてしまいました。

結果、相場よりも1.3倍くらいの請求額となり、後悔しました。。。
金額でいうと50万円くらい多めに払った感じですね。

このような失敗をしないためにも、リフォームは相見積もりを絶対にとっておきましょう。
大手会社から地元に強い工務店まで取り扱っている、「タウンライフ」が個人的にはおすすめです。


タウンライフを勧める理由は?

実は、リフォームの一括見積サイトって他にもあるといえばあるんです。

しかし、中には氏名や住所、電話番号だけを入力して完了...みたいなサイトもあるんですよね。
これで、どうやって施主の要件が伝わるでしょうか?

・どこを中心にリフォームしたいのか
・こだわりたいポイントは何か
・予算はどれくらいか


など、色々伝えた上で、おすすめの業者を提案してほしいですよね?
なので、個人的にはタウンライフがおすすめなんです。

タウンライフは、希望箇所や重視するポイント、リフォームする理由、建物の築年数など色々な情報を入力したうえで、申請します。

さらに、やたらめったら大量の業者に送付されて後から電話がかかりまくってくるということはありません。
入力項目を元に厳選された数社の中から、さらに自分で選択した業者にのみ、見積もりを依頼できるんです。

この方が、絶対に納得感のある提案が来ると思いませんか?

という訳で、私はリフォームの一括見積をとるならタウンライフをおすすめします。

タウンライフ
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