フローリング床材の特徴比較!無垢材と集成材・合板の違いとは

フローリング床材の特徴比較!無垢材と集成材・合板の違いとは
一軒家やマンションの新築&リフォームで一般的に床に使われるフローリング材の特徴を比較しています。スギ、ヒノキ、パイン、クリ、ナラ、チーク、ウォールナット、カリン、バーチ、チェリー、メープルなど、無垢材や集成材・合板の色合いや強度について詳しくご紹介。

無垢フローリング材の種類


無垢フローリング材の樹種は、大きく「針葉樹」と「広葉樹」の2種に分類されます。
それぞれの樹種に特徴があるので、フローリング材を選ぶ際には頭に入れておいたほうが良いでしょう。

また、フローリングの樹種を選定するには、インテリアをどのようにデザインするかによっても大きく左右されます。
見た目やおしゃれ感だけでなく、足裏の感触や歩行感も大切ですよね。
様々な木材の性質を知っておきましょう。

針葉樹と広葉樹


一般的にスギやヒノキ、パインなどのような針葉樹は柔らかいです。
一方、ナラやクリ、チークなどの広葉樹は堅く、割れにくいものが多くなっています。
使用の用途により使い分けが必要です。

樹種とその特徴


スギ(日本)


心材は赤みがあり、辺材は淡黄色。
柔らかくて軽量。
加工が容易である一方、割れやすい。
木目は鮮明。
独特の香りを持つ。

ヒノキ(日本)


淡い淡黄色。
狂いが少なく、加工しやすい。
独特の強い芳香がある。

パイン(北米、ヨーロッパ)


辺材は黄白、心材は淡赤褐色。
目は通っていて、乾燥後は安定する。
白っぽく、柔らかで、比較的節が多いのが特徴。

クリ(日本、朝鮮半島)


褐色を帯びた灰白色。
硬くかつ弾力もある。
耐久性がある。
初期は白味があるが、経年で褐色に変化する。

ナラ(日本、中国)


辺材は黄白色、心材は黄褐色。
硬く、弾力もあるが多少割れやすい。
柾目に虎斑が現れる。

チーク(東南アジア)


辺材は黄白色、心材は黄金色。
目が通っている。
耐水性がある。
黄金色がかった濃い茶褐色が独特。

カリン(東南アジア、アフリカ)


心材は強い赤みの茶褐色。
硬く強靭で重い。
磨くと光沢が出る。
ダークな色調で、濃い赤みが特徴。

バーチ(日本、北米)


辺材は白色、心材は淡い黄褐色。
狂いやすいので、十分な乾燥が必要。
木目が細かく美しい。

チェリー(中国)


辺材は乳白色、心材は淡いピンク。
木肌は細かく美しい。
塗装性がよい。
淡いうすピンク色が特徴。

メープル(北米)


辺材は灰白色、心材は黄褐色。
野球のバットにも使われるほど、衝撃性が強い。
カナダ国旗のモチーフ。
モダンな印象。


床材の色合いと家具インテリアとの相性


薄い色の代表格であるヒノキやパインなどでは、淡い色の家具と相性がよいとされています。
一方、濃い色の樹種であるカリンやチークやウォールナットなどは、濃い色の家具と相性がよいでしょう。

また、塗装などの着色加工をしないで、樹種のもっている本来の色を出して仕上げると、長期にわたり自然な色合いを保つことができます。
設計時にはどんな色調の家具が入るのかをイメージして床材を選ぶことをおすすめします。

また、柾目と板目の違いで印象が異なる点にも注目しましょう。
柾目とは、目が直線的になっている目のことです。
一方板目とは、木の周辺の新面で、山形の曲線が多く見られる面のことです。

木材の乾燥と狂い


木材は、乾燥を続けると、一定の温度と湿度の条件下では、膨張も収縮も起こさない状態になります。
この状態の含水率を、平衡含水率と呼びます。

あまり乾燥していない材を使うと、完成後材が縮み、隙間が出るので注意が必要。
通常国産材で、12%前後といわれていますが、エアコンなどで乾燥が進んだ室内では10%程度になることもあります。

表面仕上げは、フローリングの命


ワックスは、木の質感を生かした表面保護のために施されます。
一般的には無色ですが、オスモやリボスなどのような着色されたワックス系塗もあります。

これらの含浸性のワックス系塗料は、木のもつ本来の柔らかさ、通気性、温かみなどを生かしてくれます。
ただし、定期的なメンテナンスが必要になります。

また表面を強くするためにウレタン塗装を施されたものは、耐水性や耐摩耗性に優れるが本来樹木がもっている通気性、吸放湿性、暖かさなどの木のよさを、樹脂の膜で覆ってしまうために損ねてしまいます。

長期的な視点で見れば、無垢フローリング材は、経年変化後でも、表面をプレーナーで削れば、真新しい無垢材の表面が再生できる点も大きな長所。

床暖房非対応のフローリング


床暖房やフローリングのメーカーは、床暖房の床には、床暖房対応のフローリングを使うように推奨しているのが一般的。
しかし、床暖房対応のフローリング材は、収縮が起きないような樹種や部位を厳選し、なおかつ材の乾燥をコントロールしているので、高価な場合が多いです。

しかし、材の多少の収縮を許容できれば、リーズナブルな一般のフローリング材(含水率の低いもの)を使うことも選択肢の1つ。
その場合、支障のない範囲で多少の収縮があっても良いのであれば、それもありです。

集成材・合板系フローリング


無垢材に近い集成材系のユニ集成材やFJL集成材は、無垢材ほど高価ではないのでおすすめ。
合板系のフローリングは比較的廉価ですが、表面がはがれやすくかつ傷が目立ちやすいという特徴もあります。

フローリングは同じ樹種でも、無垢材と集成材・合板系フローリングでは歩行感が異なることがあります。
それぞれの長所を押さえておきましょう。

集成材系フローリングの種類


近年は、接合の接着の技術が進んでおり、集成材系フローリングにはフィンガージョイントの技術でユニと呼ばれる短辺方向をつないだもの、小さな無垢材のプロックをつないだFJLタイプなども含まれ、これらは無垢材に近い特徴を持ちます。
世界的な森林資源の有効活用という観点からも、これらのタイプは今後は一般的になると言われています。

合板系フローリングの種類


表面的な見かけは無垢材のようですが、コストダウンのために合板の上に薄くスライスした無垢材(仕上材)を張ってあるものが合板系フローリングです。

表面が薄いものははがれやすく、傷が目立ちやすいので注意が必要。
表面の仕上材には適度な厚み(最低でも1mm以上)が望ましいと言われています。

JAS規格では、基材の種類別に、合板を基材とした複合1種、集成材や単板積層板を使った複合2種、その他を複合3種として分類していますが、合板系フローリングは複合1種になります。

集成材・合板系フローリングの品質は安定している


複合フローリングは、無垢材に比べ含水率や乾燥・収縮などの狂いが生じにくいのが長所。
その特徴を生かして、板幅が広いもの、床暖房対応のものなど無垢材では対応が難しい製品も集成材・合板系フローリングとして多く出ています。

歩行感に注意しよう


フローリングの歩行感は、実際に施工されないとなかなか実感できないことが多いですよね。
しかし、一般的に集成材・合板系フローリングは無垢材に比べ硬く、弾力性が少ないので歩行感が硬くなることが多いです。

弾力性や下地の構成にも注意を払い、施工後のフローリングの歩行感も意識した素材選べが大切です。

高品質としての3層フローリング


無垢材の短所は、反りや縮みが起こること。
これをカバーするためにつくられたのが、3層構造の複合フローリングです。

仕上材の厚みが5mm程度もあり、幅広のものが多いです。
見た目もしっかりして無垢材のよう。

さらに3層構造になっているため、床暖房による縮みや反りが非常に少ない材です。

マンション用フローリング


マンション用のフローリングは、直貼りタイプ用と2重床タイプ用の2種類があります。
直貼りタイプは、裏張りした緩衝クッション材を直接コンクリートスラブに貼り付ける工法。
遮音性、施工性、快適性などに問題がないか注意して採用する必要があります。
特にリノベーション時に床張り工法には注意が必要です。

チークのFJLタイプ集成材を活用した事例


ユニタイプやFJLタイプの単層フローリングは、半端な材料を再利用した省資源型の材料です。
木材の種類や室内の大きさ、求めるイメージによっては、これらの集成材系フローリング材も、無垢材に劣らずデザイン性がよい場合もあります。


リフォームするなら必ず相見積もりを取ること!

世の中にリフォーム業者はたくさん存在します。
ハウスメーカーや住宅設備メーカー、リフォーム専門業者、最近では家電量販店や家具屋さんもリフォーム工事を請け負っていたりします。

さて、どこに依頼するのがよいのでしょうか?

リフォーム業者って結局どこを選べばいいの?


これについては、一概に「ここがベストです!」と言い切ることはできません。

何故かというと、リフォームは工事の種類(キッチン、風呂、壁紙、外壁など)や予算、重視したいポイントが施主によって大きく異なってくるからです。
「どこを工事したいのか?」「何を重視したいのか?」「予算はどれくらいか?」といった点を踏まえなければ、”あなた”にとって最も最適なリフォーム業者を絞ることは出来ません。

また、同時にリフォーム業者を1社に絞りきる前に、必ず相見積もりを取った方が良いです。
リフォームは一般的に数百万円~数千万円もの費用がかかりますから、相見積もりを取るだけで少なくとも数十万円は値下げできます。

つまり、「我が家にぴったりな業者の候補を上げ、各社から相見積もりを取る」というのがリフォーム検討時の王道となります。

その際、便利なのがリフォームの一括見積サイトです。
大手だと「タウンライフ」などが有名ですね。

業者にも水回りが得意だったり、インテリアコーディネートの提案が得意だったりと、得手不得手があります。
しかし、それは素人から見ても中々分かりません。

なので、やはり業界に詳しい専門家に一度相談し、適切なリフォーム業者数社に絞ってから相見積もりを取る、というのが賢い流れです。
また、相見積もりを取ることによって、工事費用を抑える交渉もしやすくなります。
私個人の経験からも、数百万円単位で下がることもあるので、是非おすすめします。

知り合いの紹介はNG!!

一番やってはいけないのが、知り合いに紹介してもらった業者に依頼することです。

どこがいいか分からないから、少しでも信頼できるところに頼みたいんだけど。。。


その気持ちは痛いほどよく分かるのですが、知り合いに紹介してもらうと、逆に断りにくくなってしまうんです。

本来はもっと安く出来るところが、知り合いの顔を潰さないためにもそのままズルズルと依頼せざるを得ない空気になってしまうパターンです。
私が初めてリフォームをした際は、この失敗をしてしまいました。

結果、相場よりも1.3倍くらいの請求額となり、後悔しました。。。
金額でいうと50万円くらい多めに払った感じですね。

このような失敗をしないためにも、リフォームは相見積もりを絶対にとっておきましょう。
大手会社から地元に強い工務店まで取り扱っている、「タウンライフ」が個人的にはおすすめです。


タウンライフを勧める理由は?

実は、リフォームの一括見積サイトって他にもあるといえばあるんです。

しかし、中には氏名や住所、電話番号だけを入力して完了...みたいなサイトもあるんですよね。
これで、どうやって施主の要件が伝わるでしょうか?

・どこを中心にリフォームしたいのか
・こだわりたいポイントは何か
・予算はどれくらいか


など、色々伝えた上で、おすすめの業者を提案してほしいですよね?
なので、個人的にはタウンライフがおすすめなんです。

タウンライフは、希望箇所や重視するポイント、リフォームする理由、建物の築年数など色々な情報を入力したうえで、申請します。

さらに、やたらめったら大量の業者に送付されて後から電話がかかりまくってくるということはありません。
入力項目を元に厳選された数社の中から、さらに自分で選択した業者にのみ、見積もりを依頼できるんです。

この方が、絶対に納得感のある提案が来ると思いませんか?

という訳で、私はリフォームの一括見積をとるならタウンライフをおすすめします。

タウンライフ
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