どこまで考える?地相・家相・風水を取り入れた間取りとインテリア

どこまで考える?地相・家相・風水を取り入れた間取りとインテリア
家相や地相、風水術における間取りやインテリアの考え方について紹介しています。家の方角や出っ張りと引っ込みの陰と陽、鬼門など、住まいの吉凶をつかむための簡単な考え方を解説。自然からの悪い影響を避け、快適な住環境を整えましょう。

地相や家相、風水は古来中国より伝わった


家を建てるときに、ついつい地相や家相、風水といったものについて気になった方もおられることでしょう。
これらは、中国から伝わった方角の吉凶についての言い伝えです。

家相学も風水術も私たちが生きている地球上の自然をベースにしており、自然からの悪い影響を避け、快適な生活が出来るように古代中国から伝わった考え方です。

古代中国では、地相や家相、風水を基に物事を決定していました。
風や太陽光など、自然の力を上手に住まいに取り入れることで、快適な生活を送るための知恵だったのです。

日本では奈良寺代にこのような考えが伝わり、占い師が決めた方角へ都を移転したり、宮殿の建築様式を決めていたといわれています。

現代においても、家相や風水で「西に台所や便所を作るのは避けた方が良い」とか「谷には家を建てないように」などとされるのは、夏の強い西日で台所の食べ物が腐る&トイレで宇治が湧くのを防ぐため、そして谷の家はじめじめして健康に良くないからです。

自然環境をコントロールできる今は気にしなくて良いものもあるので、ここでは現代にも合理性を持つ部分をピックアップしました。
家相学も風水術も本来は非常に細かな分析から成り立っており、ご紹介するのは大まかな部分のみです。

間取りの「吉」や「凶」はさらにくわしく分析して、より正確な「吉凶」をつかみましょう。

参考記事:絶対に選びたくない!マンションの"悪い間取り"ワースト18

家の向きから割り出す吉と凶


家相学も風水術も、住まいがどの方向を向いているかが基本になります。
それにはまず住まいの中央を割り出し、北がどちらになるかを見つけます。

出っ張りや引っ込みのない四角や長方形の間取りは対角線の交差する地点が中心ですが、張り出しや欠けがある場合は張りと欠けをならして角型に近づけた状態で対角線を引いて、中央を出します。
張りや欠けが1辺の1/3以下の場合は無視します。

方位を出すために家相学でも風水術でも使われるのが、東西南北とその間を45度ずつに区分した8方向からなる方位盤です。
方位盤を間取り図の中心に置き、北に方向を合わせれば住まいの向きがわかります。

ただし、地図上の方位と本当の方位では差があるので、正確な方位を出すには住まいの中心に方位磁石を北向きに置いて実測するのが一番です。
ただし鉄が使われた住まいだと磁石に狂いが生じることも。

家相学では場所の吉凶など動かないものを判断するときは8方向均等割の方位盤を使い、引っ越す&旅行をするなど移動の場合は東西南北を30度の範囲とし、東南、南西、西北、北東は60度の広い範囲とする方位盤(動の方位盤)を使っています。
風水の方位はすべて45度の均等割です。


張りは吉を呼び欠けは凶につながる


家相学も風水術も、すべてのものは陰と陽から成り立っており、このバランスが大切としています。
たとえば暑さと寒さで、男と女で、長いと短いでバランスが取れるので、どちらかに偏るのは良くないのです。

住まいの全体的な形としては真四角や極端に細長いよりも少し長短がある長方形がよく、大きな張りや欠けは無い方がいいとされます。

張りは健康や心の強さを呼び込み、他からの良い影響を受けられますが、欠けはその逆となります。

風水術ではとくに「気の流れ」を重視しており、欠けがあると住まいの気が滞り偏ると見ます。
家相学では、張りでも地面についていない2階の張り出しや出窓は張りとせず、1辺の1/3以下の欠けは欠けと見なしません。

また、張りは吉ですが張り過ぎはだめで、1辺の1/3以上の張りはその反対側が欠けることになるという考え方をするので、張りがあるのではなく欠けのある家となり、吉が凶に転じてよくありません。


鬼門にはトイレとキッチンはだめ


家相学でいう鬼門は中国からきたもので、昔の中国では北東からの異民族の侵略に、南西からの台風や季節風に悩まされていたことから、その両方向を鬼の出入りするところとして警戒するようになったとされ、日本にそれが根付いたのは国土と関係があるようです。

北東と南西に長い日本は、冬は北東からの厳しい寒気に、夏は南西からの強烈な西日に警戒が必要だったために、同じ言葉と意味が定着したのでしょう。

日が当たらず寒くて湿気の多い北東や、西日が物を腐敗させる南西に腐りやすい物や不浄なものがあると健康を害することから、表鬼門と裏鬼門が今に伝えられていると考えられます。

エアコンがあるにせよ、やはり今でもここにはキッチンやトイレをつくるのは避けた方が良いでしょう。
また、鬼門に欠けのある住まいはそこに空気が滞るので、暑さや寒さが停滞します。

大きな窓も避けるようにとされるのは、両鬼門ともに寒気や熱気が入りやすいからでしょう。
鬼門に作ることを避けたいのは、トイレ、浄化槽、ゴミ置き場、浴室、キッチン、出入り口です。


三角形や崖下は避ける


地相については、例えば三角形の土地は避けたほうがいいと言われています。
三角形の家は必然的にデッドスペースが多くなってしまいがちで、無駄な空間がたくさんできます。
バランスも悪く、耐震性の面でも長方形の家に比べても不安な点が多いでしょう。

また、山のふもとや崖下の土地、道の突き当たりにある土地、河川の近くにある土地なども凶といわれています。
全て信ぴょう性があるかどうか不明ですが、確かに、山のふもとや崖下の土地では崖崩れに遭う心配が常に付きまといます。

昨今、ゲリラ豪雨や異常気象により土砂災害が各地で起こり死亡者も出ているので、こういった土地は出来れば避けた方が賢明でしょう。
河川に近い土地も、洪水や浸水の可能性がまったくないとは言いきれません。


地相、家相、風水にこだわる方は建築士に事前相談を


現代でも世間では「北東は鬼門なので凶」といった解釈が残っていたりします。

ここで「そんな土地は絶対に購入したくない」と考えるかどうかは、人それぞれ。
施主本人のこだわり次第です。

地相や家相、風水の解釈もさまざまにあるようですから、対処の方法も個別に異なってくるでしょう。

大切なことは「地相や家相、風水が気になる人は、最初に不動産業者に伝える」ということ。
業者に最初に会った日に「自分は風水にこだわっているのでこんな土地を選びたい」というような考えをはっきり伝えておけば、相手もその考えを理解して物件を選んでくれるはずです。

ただ漢然と依頼するだけでは、信頼関係が築けなくなります。
風水や地相、家相が気にならない人は、あえて意識する必要はないでしょう。
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